ピョートル・ヤンがドバリシビリとの3度目の対戦を判定3-0で制し、バンタム級王座を初防衛 UFC 333
10月24日(日本時間25日)、アラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナで行われた「UFC 333」のコーメインイベントで、UFC世界バンタム級王者ピョートル・ヤンが前王者メラブ・ドバリシビリに5R判定3-0(48-47、48-47、48-47)で勝利し、王座奪還後の初防衛に成功した(UFC公式)。この試合はファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれた(UFC公式)。両者の対戦はこれで3度目で、ヤンが2勝1敗と勝ち越した。
1R・2Rはドバリシビリが主導した。ステップを使ったカーフキックや回転系の打撃を見せながら組みに入り、テイクダウンとバックを何度も奪った(MMAPLANET)。3Rから流れが変わり、ヤンはドバリシビリのテイクダウンを続けて切って、右カーフ、ボディストレート、左フック、左ミドルを当てた。ドバリシビリは腹をかばって下がる場面が出た(MMAPLANET)。4Rもヤンが組みを防ぎながら左ボディで削り、終盤には右ハイ、顔面へのヒザ蹴り、右ストレートを当てた。5Rはドバリシビリのシングルレッグやダブルレッグを何度も切り、左フックで姿勢を崩させ、跳びヒザやワンツーで手数でも上回った(MMAPLANET)。ゴング格闘技も、序盤2Rはドバリシビリが優勢で、中盤から得意の左ミドルとボディショットでヤンが逆転したと伝えている。
ヤンは試合後、「5R前にコーチから2-2だ。ここを取ったら勝てると言われた。彼のパワーを奪い取る戦いをして、疲れさせた」と振り返り、「対戦相手を選ばない。言われた人間と戦うだけ」と語った。ドバリシビリは「言い訳は嫌いだ。もっと良く戦えた。今日は彼が強かった、僕より強かったんだ。おめでとう」と敗戦を認めた(MMAPLANET)。
当サイトの試合前(10月1日)の予想は、ヤン55%・5R判定勝ち(打撃の精度とテイクダウンディフェンス)で、勝者・決着方法・ラウンドのすべてが的中した。予想では「立ったままの時間が長ければヤン、組みの時間が長ければドバリシビリがラウンドを取る」とみており、実際の試合も序盤2Rは組みでドバリシビリ、3R以降は組みを切ったヤンという分かれ方になった。「差は小さく、ドバリシビリが組みの時間を増やせばすぐに逆転し得る接戦」とした見立てどおり、ジャッジ3人とも1ポイント差だった。一方で、ヤンのボディ攻撃がドバリシビリの組みの圧力を後半に鈍らせるほど効くとまでは見ていなかった。なお、予想は試合前の時点のもので、結果を知ったうえで書き換えていない。
関連記事:ピョートル・ヤン vs メラブ・ドバリシビリの試合結果と予想 / ピョートル・ヤンのプロフィール / メラブ・ドバリシビリのプロフィール
出典:UFC公式 UFC 333 大会ページ / MMAPLANET 試合レポート / ゴング格闘技(Yahoo!ニュース)